米フェイスブック、ビデオ会議システムを提供へ ズームに対抗
サンフランシスコ(CNN Business) ソーシャルサービス世界大手の米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、ビデオ会議サービス「メッセンジャールーム」を発表した。最大50人で利用できる。
フェイスブックは米ズームが提供しているビデオ会議システムに対抗する。フェイスブックはこれまでもライバル企業のサービスを自社サービスに取り入れてきた。
ズームの無料版は最大100人が同時にビデオ会議システムを利用できるが、利用時間は最長40分となっている。
フェイスブックの利用者は、フェイスブックのアカウントを持っていないユーザーもメッセンジャールームに招待することができる。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ここ数カ月の間、世界各地でビデオ会議サービスの利用が増加している。ズームは多くの人々を招待できる能力や、背景の画像を自由に変更できるといった機能のおかげで、数千万人の利用者を獲得している。
メッセンジャールームは一部の国でサービスの提供を開始し、今後数週間で世界各地でも利用できるようになる見通し。
フェイスブックは既存の動画サービスについても拡充する方針だという。