ウーバー、インドで600人削減 外出制限が打撃
香港(CNN Business) 米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーは26日、インドで全従業員の25%に当たる600人を削減すると発表した。
インド事業の責任者は削減対象のスタッフに謝罪し、「当社にとって悲しい日になった」とコメント。退職後も10週間の給与と6カ月間の健康保険を提供すると表明した。
ウーバーは新型コロナウイルス感染拡大による世界各地のロックダウン(都市封鎖)措置で大きな打撃を受けた。人員削減の規模は計6700人に達している。
インドでは今月に入り、約50都市で営業を再開したが、今も多くの地域でロックダウンが続いている。
同社はアジア事業の一部を中国の「DiDi(ディディ)」、シンガポールのグラブなどライバル企業に売却する一方、日本や香港、台湾で営業を続けている。中でもインドは最大の市場だが、ライバルのオラも先週、1400人の人員削減に踏み切った。日本のソフトバンクグループは、ウーバーとオラの双方に出資している。