米ネットフリックス、世界の契約者数2億人を突破
ニューヨーク(CNN Business) 米動画配信サービス大手ネットフリックスは19日、2020年第4四半期の決算を発表し、契約者数が世界全体で2億人を突破したと明らかにした。1997年創業のネットフリックスはDVDのレンタルサービスから出発したが、大きな節目となった。
ネットフリックスは2020年10~12月に予想を上回る850万人の契約者を獲得した。
純利益は5億4200万ドル(約562億4100万円)と前年同期の5億8700万ドルから減少。売上高は前年同期比21%増の66億ドル。ネットフリックスの株価は決算発表を受けて時間外取引で一時12%の値上がりを見せた。
ネットフリックスによれば、2020年全体で見た場合の新規契約者は3700万人で前年比31%の増加だった。しかし、株価の上昇をもたらしたもう一つの発表は「キャッシュフロー」がプラスに近づいているとしたことだ。
ネットフリックスは、2021年にキャッシュフローが均衡するとの見通しを示し、日々の業務のために外部から資金調達をする必要はもはやないと考えていると明らかにした。この発表は、ネットフリックスの負債やコンテンツへの支出、全体的な成長を懸念している投資家にとっては朗報となった。
ネットフリックスはまた、余剰資金を使っての自社株買いを検討することを明らかにした。