米グーグル、オフィスやデータセンターに7600億円投資
(CNN Business) 米IT大手グーグルが、米国でのオフィスやデータセンターの拡張に70億ドル(約7600億円)超の投資を行う計画であることがわかった。新型コロナウイルスの感染が拡大し、在宅での勤務が広がっているが、こうした流れとは逆行する形となる。
グーグルはまた、少なくとも1万人の正社員を今年追加で雇用する。
グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)はブログへの投稿で、「協業し、コミュニティーを築くために直接集まるのはグーグルの文化の中核だ。今後も我々の将来で重要な部分となるだろう」と指摘。そうしたことからオフィスに対して大規模な投資を引き続き行うと述べた。
グーグルによれば、本社のあるカリフォルニア州には今年、10億ドルを超える投資を行う。アトランタ市や首都ワシントン、ニューヨーク市といったオフィスの拡張も計画しているという。
ニューヨーク市のデブラシオ市長によれば、グーグルの計画ではニューヨーク市で今年2億5000万ドルを投資し、従業員数を現在の1万1000人から数年後には1万4000人に増やす。
大手IT企業は、昨年米国で新型コロナウイルスの感染が拡大したことを受けて、従業員に対して在宅で仕事を行うよう指示した最初の業界のひとつだった。