ビットコイン値上がり、メキシコの銀行オーナーが受け入れ支持
ニューヨーク(CNN) 暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が28日、上昇した。メキシコの銀行のオーナーがツイッターで、同国での受け入れを後押しする書き込みをしたのに反応したとみられる。
バンコ・アステカのオーナー、リカルド・サリナス・プリエゴ氏は27日、自行がビットコインを受け入れる国内最初の銀行になるよう取り組んでいるとツイート。90万6000人を超える自身のフォロワーに対し、ビットコインは「今が買いだ。売りではない」と告げた。
プリエゴ氏は、国内2位のテレビ局や金融サービス会社も所有する。経済誌フォーブスによると、純資産は160億ドル近くに上る。
ビットコイン価格は過去24時間で約4.3%上昇し、3万4201ドルに達した。情報サイト「コインデスク」が明らかにした。
この数カ月、ビットコインの価格は乱高下が続いている。4月には6万5000ドル近い値を付けて過去最高を記録したものの、先週は2万8800ドルまで急落した。中国による仮想通貨への締め付け強化が影響した。
週末には日本と英国の当局が相次いで大手暗号資産取引所のバイナンスについて、無登録業者としての警告や事業禁止の発表を行っていた。