直径60m超の陥没穴が出現、民家のみ込まれる恐れ メキシコ中部
(CNN) メキシコ中部プエブラ州でこのほど、畑のただ中に直径60メートルあまりの巨大な陥没穴が出現し、付近の民家がのみ込まれる恐れが出ている。
ミゲル・バルボサ・フエルタ州知事の5月31日の記者会見によると、陥没穴は同州サンタマリア・サカテペックに位置し、深さは20メートルほど。
付近に住む世帯はすでに避難したという。これまで負傷者は出ていないものの、知事は地元住民に対して現場に近づかないよう警告した。
同州のベアトリス・マンリケ環境相によると、陥没穴は最初、直径5メートルの大きさだったが、出現からわずか数時間で急速に拡大した。
マンリケ氏は穴が出現した原因について、2つの要因が組み合わさった可能性があると指摘。あたり一帯で耕作が行われていた影響で土地が軟弱化していること、地下水の抽出で下層土が柔らかくなっていることを挙げた。