ジョブズ氏サイン入りApple IIのマニュアル、8600万円で落札

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ジョブズ氏のサインが記された「Apple II」のマニュアル/Courtesy RR Auction

ジョブズ氏のサインが記された「Apple II」のマニュアル/Courtesy RR Auction

(CNN) 米アップルが1977年に発売した「Apple II」のマニュアルが競売に出品され、78万7484ドル(約8600万円)で落札されたことがわかった。マニュアルにはアップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏のサインも記されていた。

マニュアルはRRオークションが出品した。マニュアルは196ページで、目次の反対側に「ジュリアン、あなたの世代はコンピューターとともに育つ最初の世代だ。世界を変えて! スティーブ・ジョブズ、1980年」と記されている。

ここにはさらにアップルの初期の出資者で最高経営責任者(CEO)も務めたマイク・マークラ氏もサインしていた。

マニュアルにはジョブズ氏のほか、アップルの最高経営責任者(CEO)も務めたマークラ氏もサインしていた/Courtesy RR Auction
マニュアルにはジョブズ氏のほか、アップルの最高経営責任者(CEO)も務めたマークラ氏もサインしていた/Courtesy RR Auction

RRオークションによれば、今回のマニュアルはジョブズ氏とマークラ氏がアップルの売り込みのために英国を訪問した際にサインしていた。サイン入りのマニュアルを受け取ったのはジュリアン・ブリューワー氏で、父親は英国でのアップル製品の流通に携わっていた。

ブリューワー氏は「寝室でApple IIを使ってゲームを作っていたら、父親から下に降りて来客に会うよう呼ばれた」と振り返った。驚いたことに客というのはジョブズ氏とマークラ氏だったという。ブリューワー氏は後になって、ジョブズ氏が何かにサインすることは珍しく、ましてこのような献辞を書くことはまれだと気が付いた。父親とジョブズ氏は仲が良かったため、献辞を書いてくれたのだと感じているという。

Apple IIはアップルとしては最初に成功した商品で、大量消費市場に向けて作られた最初のコンピューターのひとつと広く認識されている。最初の表計算ソフト「VisiCalc」はApple II向けに1979年に作られ、ビジネス市場へコンピューターの需要を拡大した。

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