性虐待訴訟の渦中にある英アンドルー王子、ツイッターアカウントを削除
ロンドン(CNN) 英エリザベス女王の次男で、軍の名誉称号や後援者の地位をエリザベス女王から数日前にはく奪されたアンドルー王子のツイッターアカウントが削除された。
王子の公式アカウント「@TheDukeofYork」を訪れると、空白のページと「このアカウントは存在しません」というメッセージを目にすることになる。
英PA通信によると、同ページの自己紹介欄には「ヨーク公の公式ツイッターアカウント」の記載があり、王子自身のツイートには「AY」の署名があった。ユーチューブ上のアカウントも現在はアクセスできない。
同王子のインスタグラムの公式アカウントは依然として存在しているようだが、最近非公開設定となった。フォロワーが同ページにアクセスするにはリクエストの申請が必要となる。
バッキンガム宮殿はまた、性的虐待事件に関して米国で民事裁判に直面しているヨーク公から英王室が距離を取る動きを反映して公式サイトを更新した。
バッキンガム宮殿は20日、CNNの取材に対して声明を出し、「ヨーク公に関するバッキンガム宮殿からの最近の声明を反映するため、変更がなされた」と述べた。
英王室の公式サイトには、アンドルー王子の公爵の位を示すページが今も存在する。だが同王子のページの最上部には、女王が今月13日に発表した、称号や後援者の地位のはく奪に関する声明への言及があり、「公的活動から退く以前、ヨーク公は経済およびビジネスに強い関心を持って、幅広い分野の公務に当たっていた」と記されている。