インスタグラム、誘拐事件情報の通知機能を開始
(CNN Business) 画像共有アプリ「インスタグラム」は1日、子どもの誘拐事件を伝える「アンバーアラート」を通知する機能の提供を開始した。子どもが行方不明になる事案が発生した地域の利用者に対して通知を行う。
この機能は米国を含む20カ国以上で利用できる。通知には、行方不明になった子どもの写真や説明、誘拐されたと疑われる場所などが含まれる。通知を拡散させるため、知人と共有できるように設計されている。
インスタグラムの親会社メタの幹部は「特に最初の数時間に、より多くの人々が気を付けることで、行方不明の子どもを発見できる機会が増えることがわかっている」と指摘。法執行機関がアンバーアラートを発動したときに指定された捜索地域に利用者がいた場合、インスタグラムのフィードに通知が表示されるという。
同幹部によれば、通知が表示されることはまれで、特定の捜索地域に限られる。利用者が通知を受け取った場合、近くで行方不明の子どもの捜索活動が行われていることを意味するという。
フェイスブックは同様の機能を2015年に開始。ライバルのグーグルは12年に検索や地図のサービスでアンバーアラートに関する情報の提供を始めていた。