米、ウクライナへのサイバー支援を約束
(CNN) ブリンク駐ウクライナ米大使は15日、ウクライナ政府のサイバーセキュリティ―を担当する部門SSSCIPを訪問し、ロシアからのサイバー攻撃を防御するという「重要な業務」について、ウクライナを支援すると約束した。
ブリンク氏は数週間前に駐ウクライナ大使として承認されていた。ウクライナのサイバー防衛はロシアとの戦闘が続くなか、頻発するロシアからのサイバー攻撃に対して、よく持ちこたえている。
ブリンク氏とウクライナ当局者によれば、会談では、ウクライナのサイバー防衛を強化するための米国際開発局(USAID)のプログラムについても話し合われた。
USAIDは2020年、4年間で3800万ドルを投じ、ウクライナのサイバーセキュリティ―の人材を増やし、インフラをロシアのサイバー攻撃に対して、より回復力の高いものにするためのプログラムを開始した。
このプログラムは、今年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始した後は、マルウェア(悪意あるプログラム)の特定や事案が発生した後のシステムの復旧のために米国の技術者とウクライナ当局やインフラ事業者をつなぐことに注力している。
SSSCIP幹部は15日、声明で、「我々には共通の敵がおり、そのことが我々を団結させている」と述べた。