買収撤回のマスク氏がツイッターを揶揄、これぞマスク流の投稿で
ニューヨーク(CNN Business) 米ツイッターの買収計画を撤回した起業家のイーロン・マスク氏が、買収を強要しようとするツイッターを、いかにもマスク氏らしいツイートでからかった。
マスク氏は11日、大笑いする自身の顔写真4枚をツイッターに投稿。それぞれの写真に「彼らは私にツイッターの買収はできないと言った」「そしてボット情報を頑なに開示しなかった」「今度は法廷で私に無理やりツイッターを買収させようとしている」「そして法廷でボット情報を開示せざるを得なくなった」というキャプションを添えた。
続く投稿では、俳優のチャック・ノリス氏がチェスをしている写真を投稿。ノリス氏側には駒が1つしかなく、対戦相手側には全ての駒がそろっている写真に、マスク氏は「チャックメイト」の言葉を添えている。
マスク氏は8日、不正投稿に利用されるボットと呼ばれるユーザーの数に関する情報の欠如を理由に、ツイッター買収計画から手を引くと表明。同氏側の弁護士は、買収合意の条項に関してツイッター側に重大な違反があったと主張した。
これに対してツイッター側は、買収合意を履行させるために法的措置を講じると表明していた。
ツイッター株は11日の取引開始前の段階で5%下落した。1株当たり株価は買収合意が成立した4月の54.20ドルから、8日の終値で36.81ドルまで下落していた。