まるで90年代のゲーム画像? ザッカーバーグ氏の自撮りアバター嘲笑の的に
ニューヨーク(CNN) 米フェイスブックの親会社メタが巨額を注いだ最新プロジェクト立ち上げを記念して、創業者のマーク・ザッカーバーグ氏が披露したアバターの自撮り画像が嘲笑の的になった。ザッカーバーグ氏は嵐のような批判に耳を傾け、後に画像を変更している。
ザッカーバーグ氏は先週、仮想現実(VR)ソーシャルアプリ「ホライゾン・ワールズ」をフランスとスペインで発表。平坦で間が抜けた雰囲気のアバターが、エッフェルタワーと緑の丘の前で自撮りする画像を共有した。
インターネットはすぐさま飛びついた。メタが昨年100億ドル(約1兆4000億円)を投じたベンチャー事業の画像にしては稚拙すぎると多くのユーザーが見なした。
米紙ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、ケビン・ルース氏は「2008年のWii(ウィー)のゲームよりひどい」と酷評。ツイッターでは「目がえぐれるほど醜い」「国際的な笑いもの」といった声が飛び交った。
このメタバースのデザインは、まるで1990年代初めの画像のようだという声も多く、ザッカーバーグ氏の自撮りアバターの生気のなさや稚拙さをこきおろすコメントが続出。「死んだ目」という呼び方がたちまち広まった。
こうした評判が本人の目にも入ったらしい。ザッカーバーグ氏は19日になって大幅アップデートを予告した。フェイスブックとインスタグラムには、かなり先進的に見える自身の新しいアバター画像を掲載した。
ザッカーバーグ氏は「先日掲載した写真はかなりベーシックだった……立ち上げを祝うために大急ぎで撮影した」と釈明。ホライゾンの画像は「もっとずっと有能」だと述べ、「速攻で改善する」と約束している。