ツイッターは外国人工作員を排除できず 内部告発者、公聴会で証言

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ツイッター内部告発者、公聴会で証言

ニューヨーク(CNN Business) 米上院司法委員会は13日、米SNS大手ツイッターに関する公聴会を開催し、内部告発者で同社元幹部のピーター・ザトコ氏がツイッターについて、外国の情報機関からの脅威を見つけ出したり排除したりするリソースも動機も欠けていると述べた。

ザトコ氏はツイッターでセキュリティー責任者を務めた経験があったが、今年1月に解任されていた。ザトコ氏は退社後、ツイッターが外国政府の悪用に対して脆弱(ぜいじゃく)だと告発していた。ザトコ氏が公の場に姿を見せるのは告発後初めて。

ザトコ氏によれば、外国政府の工作員の名前が従業員名簿に記載されているとして懸念を表明した。しかし、経営陣はこの個人を排除しようとする取り組みについて後ろ向きのように見えたという。

ザトコ氏によれば、解任の1週間前に、ツイッターは連邦捜査局(FBI)から1人以上の中国の工作員が社内にいる可能性があるとの警告を受け取っていたという。政府機関からの警告と中国とを関連付ける詳細については先の告発では明らかにされていなかった。

ザトコ氏の公聴会での発言は、利用者データの保護や米国の安全保障を弱体化させる脅威への対応を妨げているのは、ザトコ氏が言うところのツイッターの組織的な問題であることを浮き彫りにしている。ザトコ氏の公聴会の発言は、利用者の個人データの取り扱いの誤りや、取り扱いに注意が必要なデータへの過度なアクセスを従業員に認めたことなど多岐にわたった。

ツイッターは13日、声明で、ザトコ氏の公聴会での発言について、「今日の公聴会は、ザトコ氏の主張が矛盾と不正確さに満ちていることを確認しただけだ」と述べた。

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