イーロン・マスク氏、ツイッターCEO辞任表明 ただし後任見つかれば
(CNN) 米ツイッター経営者のイーロン・マスク氏は20日夕、同社の最高経営責任者(CEO)を辞任すると表明した。ただし後継者を決めてからの辞任になるとしている。自らの進退を問うユーザー投票で辞任賛成が多数を占めたことについて、マスク氏が直接的にコメントしたのは初めて。
マスク氏は「私はCEOを辞任する。この仕事を引き受けるほど愚かな誰かが見つかり次第!」とツイートした。
自身はCEOを辞任した後、「ソフトウェア&サーバーチームを運営する」とマスク氏は述べており、今後もツイッターの意思決定に対して絶大な影響力を行使し続ける可能性がある。
マスク氏は投票結果が判明してから1日以上も沈黙を保っていた。投票は米国時間の19日に締め切られ、集まった1700万票あまりのうち57.5%がマスク氏の辞任に賛成した。マスク氏は今後ツイッター上で行う投票について、有料サービス「ツイッター・ブルー」の加入者に限定する可能性があることを示唆した。
マスク氏はこの投票を始める前、自身の動向を取材していた記者数人のアカウントを予告なく凍結して非難の的になった。さらに、フェイスブックやインスタグラム、マストドンなど競合SNSへのリンクを禁止し、直後にその禁止を撤回するなどしていた。
世界で最も影響力の大きいSNSの一つであるツイッターは、マスク氏がCEOに就任したことで、短期間のうちに大きく揺れ動き、時として奇抜な変動に見舞われていた。