イーロン・マスク氏、ツイッターの従業員「8割削減」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
イーロン・マスク氏がBBCの取材に応じ、ツイッター買収後の経営について語った/Susan Walsh/AP/FILE

イーロン・マスク氏がBBCの取材に応じ、ツイッター買収後の経営について語った/Susan Walsh/AP/FILE

香港(CNN) 米起業家イーロン・マスク氏は13日までに、大手SNSツイッターを買収して以降、同社の従業員6000人以上を解雇したと明らかにした。英BBCとの希少なインタビューで述べた。

マスク氏がインタビューで語ったとされる内容によれば、ツイッターの現在の従業員数は1500人。買収時には8000人弱の従業員がいた。ざっと8割の職員を削減した計算になる。

米サンフランシスコにあるツイッターの本社でインタビューに応じたマスク氏は、解雇について「愉快なものでは全くなく」、「苦痛」を感じる時もあったと明かした。

ただツイッターは当時「30億ドルの負のキャッシュフローを抱えた状況」に直面しており、「思い切った行動」が必要だったと説明。何もしなければ残り4カ月しか存続できていなかったとの見方を示した。

「従業員への思いやりがどうこうといった状況ではない。船全体が沈めば全員仕事を失うような事態だ」(マスク氏)

マスク氏は昨年10月、ツイッターを440億ドルで買収した。以降は抜本的な経営の見直しに着手。トップの管理職の解任や人員削減、ユーザーのアカウント認証のやり方に関する新たな施策も実行に移した。

同氏がBBCに語ったところによると、現在のツイッターは「おおよそ」収支が合っており、広告も戻ってきているという。

マスク氏はこの他、中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が米国で厳しい監視の対象になっている現状にも言及。TikTokの利用が禁止されればツイッターにとって追い風になるだろうとしつつ、大まかな考えとして何かを禁止することには反対だと述べた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「雇用」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]