「国防総省付近で爆発」の偽画像、ツイッターで拡散

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米首都ワシントンの国防総省ビル(ペンタゴン)/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

米首都ワシントンの国防総省ビル(ペンタゴン)/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米首都ワシントンの国防総省付近で爆発が起きたとする偽の画像が22日、ツイッター上で拡散し、一時的に混乱を招いた。現地の消防当局がその後、爆発は起きていないことを確認した。

問題の画像は、ツイッター上で多くの認証済みアカウントが共有した。

このうち米ブルームバーグ通信の系列と称するアカウントには「第一報」として、「ワシントンの国防総省ビル付近で大規模爆発」という書き込みとともに、大きなビルの近くに黒い煙が立ち上る画像が投稿された。

このアカウントはツイッターによって停止された。アカウントの運営者や画像の出典は明らかでない。

爆発の情報はインドのニュース専門局「リパブリックTV」でも、ロシアの国営テレビ局「RT」を引用する形で放送された。RTとリパブリックTVはいずれもその後、投稿を削除した。

画像がツイッター上で拡散し始めた直後、米株式市場では株価が数分間下落する影響が出た。ダウ平均は10時6分から10分までの間に約80ポイント下がったが、10時13分には完全に回復した。

画像に写っている建物の外観は、国防総省とはあまり似ていない。構造的な誤りがあることなどから、人工知能(AI)を使ったねつ造画像と考えられる。

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