ノキア、最大1万4000人の人員削減へ
香港(CNN) フィンランドの通信機器大手ノキアは、市場環境の「軟化」に対応するため、従業員を最大1万4000人削減し、大規模なコスト削減を行うと発表した。
ノキアの従業員数は8万6000人だが、広範なリストラの一環として、これを7万2000~7万7000人規模へと削減する。
ノキアの試算によれば、今回の人員削減により、人件費を10~15%減らすことができ、2024年だけでも少なくとも4億ユーロ(約630億円)の節約につながるという。
ノキアによれば、全体として26年末までに累計で最大12億ユーロの削減が行える見通し。ノキアは変革のために迅速に行動すると述べた。
ノキアは人員削減と同日に発表した業績で市場予測を下回る数字を明らかにしていた。ノキアは売り上げの落ち込みついて、マクロ経済の不確実性と金利の上昇が、通信事業者の支出に対して圧力になっていると説明した。