バスケ男子W杯 日本がフィンランドに劇的勝利、18点差を逆転
(CNN) バスケットボールの男子ワールドカップ(W杯)は27日、1次リーグの試合が沖縄であり、E組の日本がフィンランドを98―88で破った。18点差を逆転しての勝利だった。日本が欧州勢から大会で勝利を収めたのは初めて。
18点差からの勝利は、今大会これまでで最大の逆転劇。
米プロバスケットボールNBAでプレーする渡辺雄太や馬場雄大ら選手が歴史的快挙に涙を流し、会場では多くのファンも感極まった様子だった。
シュートを放つ渡辺雄太=27日/Kyodo News/Getty Images
日本ではジョシュ・ホーキンソンが28得点、19リバウンドと活躍したほか、河村勇輝は第4クオーター(Q)だけで15得点を挙げ、大会初勝利を導いた。
日本がW杯で勝利するのは17年ぶり。前回の勝利は2006年の世界選手権(現W杯)のパナマ戦だった。19年に中国で行われたW杯では1次リーグで5戦全敗を記録していた。
日本はアジアではバスケット大国だが、世界では活躍できていない。
応援した日本のサポーター=27日/Hiro Komae/AP
日本代表を率いるトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)は今回の「クレージーな試合」によって、日本が国際大会で注目を集めるようになることを期待している。
ホーバスHCは試合後の会見で、「大きな勝利」と振り返り、間違いなく正しい方向へ向かう大きな一歩とたたえた。