トランプ氏、TikTokを開設 大統領時代には反対姿勢示すも
(CNN) 米国のトランプ前大統領が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」にアカウントを開設した。急成長しているTikTokは潜在的な若い有権者が多く利用している。
最初の投稿は、トランプ氏がニュージャージー州で開催された総合格闘技団体「UFC」の大会を観戦した後に行われた。UFCのダナ・ホワイト最高経営責任者(CEO)が動画に登場している。
ホワイト氏が動画の冒頭で「大統領が今、TikTokに」と述べると、トランプ氏が利用者に直接語りかける形で、「光栄だ」と語った。トランプ氏のメッセージの後にはUFCのファンが歓声を上げる様子が続いた。
トランプ氏のTikTokへの参加は米国で1億7000万人が利用するプラットフォームに対する最近の方針転換を浮き彫りにしている。TikTokはインスタグラムやフェイスブックなどの競合と比べると利用者は少ないものの、急成長を遂げており、利用者もより若い。
トランプ氏は大統領時代、中国とのつながりからTikTokに反対する姿勢を示していた。
バイデン大統領の陣営もTikTokへの投稿を続けている。ただ、バイデン政権はTikTokの利用を全米で禁止する法律を支持している。