トランプ氏有罪評決、共和党議員は直ちに擁護 バイデン氏は資金集めの訴え

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バイデン米大統領とトランプ前米大統領/Reuters, Getty Images

バイデン米大統領とトランプ前米大統領/Reuters, Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ前米大統領に対して30日に有罪評決が下ったことを受け、現職のバイデン大統領とトランプ氏は共に11月の大統領選の重要性に注意を促した。共和党議員は直ちにトランプ氏の擁護に回った。

バイデン氏はSNSに「ドナルド・トランプをホワイトハウスの執務室から遠ざけておく方法はただ一つ、投票だ」と書き込み、資金調達ページへのリンクを貼った。

一方、トランプ氏は口止め料支払いを巡るニューヨーク州での刑事訴追を「恥」と痛罵。バイデン氏と同様に秋の大統領選に言及した。

トランプ氏はマンハッタンの裁判所前で「真の審判は11月5日、国民によって下される。国民はここで何が起きたのか分かっている。誰でも分かる」と語った。

トランプ氏がビジネス記録の改ざんを巡る34の重罪で有罪になったとの報道に、各選挙の候補者の間では衝撃が走った。知事選や上院選、下院選を戦う共和党員はおおむねトランプ氏と足並みをそろえ、民主党員は総じて裁判の詳細には触れなかったものの、正義が勝ったとの認識を示した。

連邦議会のトランプ氏に近い議員は直ちに擁護に回った。共和党幹部は評決を受けて司法制度を批判するとともに、今年の大統領選の重要性を強調し、自らの資金集めの訴えを展開した。

公判でトランプ氏を擁護するため裁判所に出向いたジョンソン下院議長は声明で、「司法制度の武器化」を批判。「トランプ大統領は当然ながらこのばかげた評決に異議を申し立て、勝利するだろう」と述べた。

一時トランプ氏との関係が冷え込んでいた上院共和党トップ、マコネル院内総務も短い声明で、「そもそもこれらの訴追は提起されるべきではなかった。上訴で有罪評決が覆ることを期待している」と述べた。

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