エヌビディア時価総額527兆円、マイクロソフト抜き世界首位に
ニューヨーク(CNN) 米半導体大手エヌビディアの時価総額が18日、米マイクロソフトを抜き、世界首位となった。
エヌビディアの時価総額は約3兆3400億ドル(約527兆円)に達し、マイクロソフトの3兆3200億ドルを上回った。米アップルは時価総額3兆2700億ドルで3位につけている。
エヌビディアの株価は18日、3.5%上昇して引けた。マイクロソフトの株価は0.5%下落、アップルの株価は1.1%下落した。
エヌビディアの株価は過去1年半にわたり急騰している。同社のチップは、オープンAIのChatGPT(チャットGPT)を支える生成AI(人工知能)を含む、AIシステムを動かすプロセッサーの製造において圧倒的な存在感を示している。
同社の株価は今年、約174%上昇し、2023年にはS&P500指数銘柄で最も高い上昇率を記録した。
同社はテクノロジー大手がトップの座を争う中、首位に立った。アップルは13日、年次世界開発者会議でiPhone(アイフォーン)向けの生成AI機能などを発表。株価が上昇し、時価総額1位となったが、翌日にはマイクロソフトを下回った。
エヌビディアは7日、10対1の株式分割を完了した。先月には24年2~4月決算を発表。売上高は前年比262%増、利益は462%増だった。