米アップル、労組と労働協約で初の合意

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米アップルは、米メリーランド州タウソンにあるアップルストアの従業員を代表する労働組合と労働協約をめぐり暫定的な合意に達した/Andrew Harnik/Getty Images

米アップルは、米メリーランド州タウソンにあるアップルストアの従業員を代表する労働組合と労働協約をめぐり暫定的な合意に達した/Andrew Harnik/Getty Images

ニューヨーク(CNN) 米アップルは29日までに、米メリーランド州タウソンにあるアップルストアの従業員を代表する労働組合と労働協約をめぐり暫定的な合意に達した。アップルストアの従業員にとっての初の労働協約というだけでなく、アップルで働く労働者としても労働協約で合意した初の事例となった。

タウソンにあるアップルストアの従業員は2022年6月、国際機械工労働組合への参加をめぐって投票を実施。これ以降、最初の契約を模索していた。今年5月にはストライキの実施をめぐる投票で賛成票を投じていた。

今回の労働協約の発効には同店の従業員85人による投票で承認される必要があるが、大きな節目となった。スターバックスやアマゾンといった大手企業でも労組による取り組みが進められているものの、労働協約での合意には達していない。

独立行政機関の全米労働関係委員会(NLRB)によって労働組合が承認されれば、それ以降は、企業が新しい労組と労働協約を結ぶことを強制する法的な要件はそれほど多くはない。ただ、その過程で長い時間がかかる可能性がある。最近の調査のひとつによれば、最初の合意に達するには、平均して約1年3カ月に相当する465日かかるという。

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