米アップル、生成AI搭載のiPhone「16」発表 「カメラコントロール」ボタンなど一連の新技術も

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アップルがiPhone(アイフォーン)の新機種「16」を発表した/Nic Coury/AFP/Getty Images

アップルがiPhone(アイフォーン)の新機種「16」を発表した/Nic Coury/AFP/Getty Images

(CNN) 米アップルは9日、印象的なアップデートを盛り込んだ一連の新技術を披露した。

同社は、iPhone(アイフォーン)の新機種「16」が生成AI(人工知能)専用に設計された初めてのモデルになると発表。自然言語による問い掛けでテキストや画像を作成できるようになる。

最新バージョンの「AirPods」と新しい「アップルウォッチ 10」も発表された。

新しい「AirPods Pro」モデルには臨床グレードの市販補聴器機能が搭載され、iPhoneで臨床聴力検査機能を利用できるようになる。同機能は米食品医薬品局(FDA)などの規制当局からまもなく認可を受ける予定で、今月中に米国を含む100を超える国と地域で利用可能になるという。

アップルウォッチの10は睡眠時無呼吸を検知できる。この機能もFDAの認可を待っているところで、今月後半には150を超える国と地域で利用できるようになる見込み。

iPhoneの側面には新たな「カメラコントロール」ボタンが搭載された。このカメラコントロールで「ビジュアルインテリジェンス」を利用できるようになる。たとえば、レストランでこのボタンをクリックしてカメラを向けると、レビューやメニュー、予約方法などの情報が表示される。犬種や名所などを調べたり、カレンダーに予定を追加したりするためにも利用できる。

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「Siri(シリ)」はテキストメッセージから情報を取得できるようになるため、友人から送られてきたテレビ番組や音楽のおすすめを思い出させてくれるという。たとえば、「土曜日のバーベキューの写真をエリカに送って」と言うと、Siriはどの写真を送るべきかを理解し、適切な相手に自動でテキストメッセージを送信する。

iPhoneの16では、4K解像度、120fpsの動画の撮影が可能だ。撮影した後に動画をスローモーションする機能も搭載。Proシリーズでは背景ノイズが低減された「空間オーディオ」など音声録音機能も強化され、動画で周囲のノイズから会話を拾うことができる。

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