インスタグラム、18歳未満のアカウントは強制的に非公開 閲覧やメッセージ制限も厳格化
新しいティーンアカウントの設定は、新規のユーザーも使用中のユーザーも含めて18歳未満の全員に適用され、自動的にアカウントが非公開になる。メッセージ機能も最も厳格な設定に切り替わり、既につながっている相手のメッセージしか受信できなくなる。写真の中の10代のユーザーをタグ付けしたり、コメントで言及したりできるのは、そのユーザーがフォローしている相手に限定する。
コンテンツ制限も厳格化され、例えば美容医療の宣伝など、「発見」タブやリール動画に表示される「センシティブ」なコンテンツは制限される。
インスタグラムは夜間のアクセス制限や子どもがチャットした相手を保護者が確認できるなどの新たなツールを提供する/Courtesy Meta
1日のインスタグラム使用時間が1時間に達すると、時間制限の通知が届く。午後10時から午前7時の間は通知音が消え、メッセージは自動返信になる「スリープモード」が初期設定になる。
米国などでは来週からティーンアカウントへの切り替えを開始する。
保護者用の管理ツールにも新機能が加わる。自分の子どもがメッセージを送信した相手のアカウントを保護者が確認できるほか、1日の使用時間に制限をかけたり、夜間や特定の時間帯にインスタグラムを使用できなくしたり、自分の子どもが閲覧しているコンテンツのトピックを確認したりすることが可能になる。
米国、英国、カナダ、オーストラリアでは今後60日の間に、18歳未満のユーザーの全アカウントで設定が切り替わる見通し。その後今年から来年にかけ、ほかの国でも新しい設定が導入される。