デルタ航空機に気圧異常、乗客の耳や鼻から出血
(CNN) 米ユタ州ソルトレークシティーからオレゴン州ポートランドに向かうデルタ航空1203便で15日、機内の気圧に問題が発生し、乗客に鼻血などの症状が出た。デルタ航空と乗客の声明によると、乗客の一部は回復に向かっている。
デルタ航空の広報担当者は声明で謝罪。乗員は手順に従ってソルトレークシティーに戻り、地上のチームが乗客の緊急対応にあたったと説明した。
同機の乗客は別の航空機に搭乗した。
デルタ航空によると、技術者が機内の与圧の問題を修正し、同機は翌日から運航を再開した。
乗客の一人はCNNの提携局KSLに対し、乗客らが機内の異常に気づくのにそれほど時間はかからなかったと語った。同乗していた夫は両手で耳をふさぎ、前かがみになっていた。
後ろの列には明らかにひどい鼻血を出した男性がいて、周囲の人々が助けようとしていたという。
別の乗客は、耳を刺されたように感じたといい、「耳をつかんで、手を離したら、そこに血がついていた」という。
重傷者は報告されなかったが、医療関係者は診察や治療が必要な人が10人いることを特定した。
連邦航空局は調査を行うとしている。