「移民がペット食べる」町への大統領候補の訪問、オハイオ州知事が歓迎

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記者会見を行った米オハイオ州のデワイン知事=16日、米オハイオ州スプリングフィールド市役所/Patrick Aftoora-Orsagos/AP

記者会見を行った米オハイオ州のデワイン知事=16日、米オハイオ州スプリングフィールド市役所/Patrick Aftoora-Orsagos/AP

(CNN) 米中西部オハイオ州のデワイン知事は17日、米大統領選の候補者が同州のスプリングフィールド市を訪問することについて「彼らはここに来る権利がある」として歓迎する姿勢を示す一方、市では現在「リソースが本当にひっ迫している」とも強調した。

オハイオ州の南西部に位置するスプリングフィールド市は現在、混乱に見舞われている。大統領選の共和党候補のトランプ前大統領とJ・D・バンス上院議員が、同市ではハイチからの移民が住民のペットを食べているとの誤った主張を広めたためだ。デワイン知事は、先週から33件の爆破予告があったことを受けて、市内の学校を監視するため州兵を配置した。地元の大学は爆破予告のために授業をリモートに切りかえた。

デワイン知事は、トランプ陣営からスプリングフィールド市への支援表明があったか質問を受けると、最近はトランプ氏とバンス氏いずれとも会話をしていないと答えた。

バンス氏は17日、自身もトランプ氏もスプリングフィールド市を訪問する予定はないと明らかにした。バンス氏は、もし選挙戦のために訪問するとすれば、住民の安全と安心を念頭に置いて訪問すると言い添えた。

バンス氏はその後、スプリングフィールド市を訪問して現地の人々と話をしたいとの意向を明らかにしつつ、地元の法執行機関に負担をかけることはしたくないとの考えも示した。

スプリングフィールド市の市長は、大統領候補の訪問が同市の人的・物的資源にとって非常に厳しい状況を招くと強調。「今すぐに訪問することはないと決めてもらっても、私は構わない」と述べた。

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