米マイクロソフトのメールソフトで障害、数万人に影響
(CNN) 米マイクロソフトのメールソフト「Outlook(アウトルック)」などで1日午後に一時障害が発生し、数万人のユーザーが影響を受けた。
障害分析サイト「ダウンディテクター」によると、障害発生の情報は午後3時半から入り始め、4時ごろには3万7000件とピークに達した。
アウトルックやエクセル、パワーポイントなどの製品をまとめた「マイクロソフト365」は、米東部時間の同日午後5時すぎにX(旧ツイッター)を通し、障害を引き起こしたとみられる原因を特定し、コードを復元したと発表した。
障害は主にアウトルックで報告されたが、同社によると、マイクロソフト365のさまざまなサービスへの影響が確認され、復旧に向けてシステムをチェックしているという。
X(旧ツイッター)にはユーザーから、マイクロソフトの家庭用ゲーム機「Xbox(エックスボックス)」や、認証アプリの利用にも問題が生じたとの投稿があった。
アウトルックには最近、何度か不具合が起きている。マイクロソフトではこの2年続けて世界規模の障害が発生。昨年11月に起きたアウトルックとオンライン会議サービス「Teams(チームズ)」の障害は、復旧に24時間以上かかった。