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「ゼレンスキー氏は謝罪すべき」、ルビオ国務長官が発言 米ウクライナ首脳会談受け

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「ゼレンスキー氏は謝罪すべき」ルビオ米国務長官

(CNN) ルビオ米国務長官は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領の会談が「惨憺(さんたん)たる失敗」に終わったことを受け、ゼレンスキー氏は謝罪すべきだとの認識を示した。ゼレンスキー氏が本当にロシアとの和平を求めているのか疑問視する発言もあった。

ゼレンスキー氏がホワイトハウスでトランプ氏、バンス副大統領と行った会談は激しい応酬に発展した。ルビオ氏はCNNの単独インタビューで、ゼレンスキー氏に対し「彼自身にとって惨憺たる失敗になったことを謝罪する」よう要求。「あそこに乗り込んでおいて敵対姿勢になる必要はなかった」と指摘した。

さらに「あれほど攻撃的に話を始めてしまっては、人々を交渉の席に着かせることはできない。しかも大統領は取引の達人で、生涯を通じて取引をしてきた人物だ」と述べ、「こうなると、ゼレンスキー氏は和平合意を望んでいないのかもしれないという気がしてくる。彼は望んでいると言うが、望んでいない可能性もある」と続けた。

ルビオ氏の発言は、米国とウクライナの関係に生じた深刻な亀裂を浮き彫りにした。今週ワシントンを訪問した英仏の首相は、トランプ氏に対し、米国はロシアのプーチン大統領の利益をゼレンスキー氏の利益以上に優先しない形で戦争終結を仲介する必要があると訴えていた。

ルビオ氏がCNNの取材に応じたのは、首脳会談に同席した数時間後。会談では最終的に、ウクライナの希土類(レアアース)鉱物を活用したり、3年に及ぶロシアの戦争を終結に近づけたりする合意には至らなかった。

トランプ、バンス両氏は代わりに、これまでの米国のウクライナ支援に対する感謝の念が不十分だとして、ゼレンスキー氏を厳しく非難。ゼレンスキー氏について、自身の交渉能力を高く見積もりすぎているとも批判した。

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