007シリーズ名シーンを生んだ世界のロケ地7選
キーウェスト(米フロリダ州)
「消されたライセンス」(1989年)の冒頭のシーンで、ティモシー・ダルトン演じるジェームズ・ボンドは、親友のCIA(米中央情報局)工作員フェリックス・ライター(デヴィッド・ヘディソン)とともにパラシュートでフェリックスの結婚式会場に降下する。このシーンが撮影されたのは、キーウェストにあるセント・メアリー・スター・オブ・ザ・シー・カトリック教会だ。
キーウェスト周辺では、セブンマイルブリッジでもカーチェイスのシーンが撮影された。また映画の中でボンドがM(ロバート・ブラウン)に殺人許可証を剥奪された場所は、作家アーネスト・ヘミングウェイが晩年を過ごした「ヘミングウェイの家」だ。
バハマ
ボンドは映画の中で何度もバハマを訪れているが、中でも最も印象的なのはショーン・コネリー主演の「サンダーボール作戦」(1965年)で見られるエグズーマ諸島の海中洞窟での戦闘シーンだ。この映画が上映されて以来、この洞窟はサンダーボール・グロット(洞窟)と名付けられた。
パリ
「美しき獲物たち」(1985年)には、エッフェル塔で撮影された印象的なシーンがある。ロジャー・ムーア演じるボンドがグレース・ジョーンズ演じるメイデイを追い、つらそうな表情でエッフェル塔の階段を上るが、結局メイデイは頂上からパラシュートで降下してしまう。
体力に自信のある方は、地上から704段の階段を登って2階に行き、そこからエレベーターで最上階まで上がると、そこに素晴らしい景色が見渡せるシャンパン・バーがある。