米NYからボツワナまで 世界のホテル100選
3.「流行の仕掛け役」部門 ジ・アウトNYC(米ニューヨーク)
キャッチフレーズは「ニューヨーク初、ストレート(異性愛者)歓迎の都市型リゾート」。そもそも同性愛者向けのホテルとして、マンハッタンのヘルズキッチン地区にオープンした。ラウンジやプール、スパ、レストラン、ナイトクラブなど、休日を心ゆくまで楽しむための設備がそろっている。
ボーウェン氏は「業界を様変わりさせるようなホテルのひとつ」と評価する。ホテルから一歩も出ずに十分楽しめるが、近くにあるブロードウェーの劇場も魅力的だ。
4.「一生に一度の旅」部門 サン・キャンプ(ボツワナ)
新婚旅行や銀婚式、50歳の誕生日などの記念旅行にひと味違った行き先を選ぶなら、アフリカ南部ボツワナのサン・キャンプがお薦めだ。一般的なサファリツアーで同国を訪れる観光客は増えているようだが、それをはるかにしのぐ経験が待っている。
最大収容人数は12人。テントに滞在して野生動物や鳥を観察し、伝統文化や遺跡を訪ね、星を眺めて過ごす。広大な大地と静寂に囲まれて、「世界の果てに来たような気持ちになる」という。
5.「地域色を満喫」部門 アワニー・ホテル(米ヨセミテ)
本物のヨセミテ国立公園らしさを味わうなら、公園内でも定評のあるこのホテルだ。今までにブラッド・ピット、ルシル・ボール、さらにジョン・F・ケネディ元大統領ら、数々の有名人が滞在してきた。予約は早々と埋まってしまうことが多い。
6.「シックな都会派」部門 ホテル・モナコ・シアトル(米シアトル)
最近改装されたばかりのこのホテルが都会派と呼ばれる理由は、ホテル・モナコらしい現代的なデザインばかりではない。バーやレストランは街の人々が集う場となっている。アルコールが割引になるサービスタイムは午後4時から8時までと長く、一流シェフの料理も人気。地元ミュージシャンも登場する。ボーウェン氏によれば「街の真ん中にいるという臨場感が味わえる」のが、ここならではの魅力だ。