英ヒースロー空港が香りの演出、日本をイメージする香りは?
(CNN) 英ロンドンのヒースロー空港が、日本など海外へ出発する乗客の旅の気分を盛り上げようと、目的地の国をイメージした香りを届ける「セント・グローブ」のサービスを始めた。
香りの演出は同空港に新設された第2ターミナルから直行便が出ているブラジル、中国、日本、南アフリカ、タイの5カ国が対象。さまざまな香りの浸出液を調合して、それぞれの国のイメージを作り出した。
「第2ターミナルから出発するお客様に一足早く、目的地の気分を味わってもらうために作り出した香り」と同空港は説明する。
南アフリカの香りでは「部族の香と野草、ジャコウにサファリの冒険のニュアンスを込めた」。
ブラジルの香りはコーヒー、タバコ、ジャスミンを使って豊かな熱帯雨林のイメージを演出している。
日本は「海草と貝殻の抽出物、緑茶、龍涎香(リュウゼンコウ)を使ったクールな海のトーンを通じてよみがえらせ、あの偉大な太平洋の島国の象徴である海沿いの小さな村のエッセンスをとらえた」。
中国は「神秘的な寺院の香と、わずかなキンモクセイの粉末」、タイは「レモングラスとショウガ、ココナッツの食欲をそそる組み合わせ」で演出している。