世界で人気の国立公園は?
(CNN) 世界の国立公園・自然保護区の年間訪問者数は80億人を超え、その経済効果は推定で年間6000億ドル(約72兆円)を超えることが、世界の自然保護区訪問の影響に関する最近の調査で明らかになった。
世界自然保護基金(WWF)のロビン・ナイドゥー氏らが米オンライン科学誌「プロス・バイオロジー」上で発表した報告によると、この自然保護区訪問者がもたらす経済効果は、国立公園や保護区の保全・保護に毎年費やされる推定100億ドル(約1兆2000億円)をはるかに上回るという。なお、この調査対象に南極大陸は含まれていない。
ロビン・ナイドゥー氏らはこの調査で世界556の国立公園のデータを分析し、世界でも人気の高い自然保護区への訪問がもたらす経済価値を推計した。
「(世界の国立公園に)数十、数百億ドルの価値があると言っても、これらの公園が担う無数の生態系上の役割を考えれば、実際はそれをはるかに上回る価値がある」とナイドゥー氏は語る。
次に挙げるのは、世界の6大陸で人気の高い国立公園と自然保護区だ。