米空港での売れ筋商品は? 変化する空港小売り
世界のニューススタンドは変革期を迎えている。雑誌や新聞よりもスナック菓子やスマートフォン向け充電器などの方が旅行客の需要が高いことが分かってきた
ハドソン・ニュースは2014年、店名から「ニュース」を削って再出発した。マーケティング責任者のホープ・リモウンドス氏によれば、旅行客にとってより便利な存在となり、電化製品の品ぞろえ拡充を印象づけるのが狙いだという。
同社では、電池切れのスマートフォンを持った旅行客がパニックの表情を浮かべているのに気づき、すぐに充電器をラインアップに加えた。扱う商品のなかで最高額なのはウェストン社のイヤホン「W60」で約1000ドル(約10万円)。
電化製品以外には食料品への需要が増大していることがハドソン社のリストからうかがえる。