旅客機内での迷惑行為、前年比14%増 業界団体が報告
(CNN) 国際航空運送協会(IATA)はこのほど、機内における乗客の問題行動が増加しているとの報告書を発表した。
2015年に機内で起きた「手に負えない乗客の事件」は1万854件で、9316件だった14年と比べ14%増加したいう。1205回のうち1回はトラブルに乗り合わせる可能性がある計算だ。
大半は「暴言、法に基づく乗務員の指示に対する不服従、その他の反社会的振る舞い」に分類されるものだったという。また「乗客や乗務員への身体的攻撃や航空機への損傷」は全体の11%だった。
アルコールやドラッグによる酩酊(めいてい)を伴ったケースは全体の23%だった。それも乗る前に酒やドラッグを摂取したケースが多かったという。