旅客機内での迷惑行為、前年比14%増 業界団体が報告
IATAのアレクサンドル・ドジュニアック事務局長兼最高経営責任者(CEO)は「ほんの少数の乗客による反社会的な行動が、乗っている人すべての安全と快適に喜ばしからぬ結果をもたらす可能性がある。報告数の増加は、さらなる効果的な防止策の必要性を示している」と話す。
報告書によれば、こうした迷惑行為を防止するために効果的なのは搭乗前の対策だ。
空港のバーや免税店の従業員には、客が飲み過ぎないよう「予防的に」声がけしたり、客の飲み過ぎをあおるようなサービスを控えるよう適切に指導する必要がある。研究によれば、こうした措置には機内トラブルを半減させる効果が見込めるという。
もっともパーティー目的の旅に出ようとしている20人以上の若者のグループを前にしたら、従業員も打つ手はないかも知れない。