数百匹の捨て猫に救われた街、台湾の「猫村」を訪れる
炭鉱で栄えた村の歴史を紹介する博物館公園は2010年に開設され、12年には猫ちょうちん祭りの会場になった。猫目当てに訪れる観光客は年間で推定100万人に上る。
一方で問題も浮上している。猫を捨てにホウトンへ来る人も後を絶たず、新北市の直近の推計によると、現在ホウトンにすむ猫の数は約286匹。2年前に比べて50匹増えていた。
常に観光客に触れられたり餌を与えられたりすることで、猫たちの健康も懸念され、市当局は住民やボランティアと連携してワクチン接種や治療などの対策に乗り出した。観光客にマナーを守るよう呼びかける看板も設置されている。