中国・四川省に「沈まないタイタニック」 レプリカの建造進む
(CNN) 1912年に沈没した豪華客船タイタニック号の船体を忠実に再現したレプリカの建造が、中国・四川省の大英県で進んでいる。
「沈まないタイタニック」と呼ばれるこのレプリカは、本物と同じ全長269.06メートル、幅28.19メートルの船。宴会ホールや劇場、プールを完備し、宿泊客も受け入れる。
テーマパークの目玉として、海岸から何百キロも離れた内陸部の貯水池に停泊させる。オープンの日程はまだ決まっていない。
CNNは2016年、工事が始まった直後にこのプロジェクトを取り上げていた。仏AFP通信が公開した最近の写真から、工事の進んだ様子がうかがえる。AFPによれば、これまでに鉄鋼2.3万トンと工費10億元(約170億円)が使われた。
オーストラリアのクルーズ会社、ブルー・スター・ラインもタイタニック号の再現を計画し、大幅な遅れを経て18年に工事再開を発表した。
客室数835、旅客定員2435人の本物とまったく同じ規模で、22年に初航海の予定だったが、同社の公式サイトは18年以降、更新されていない。