壮観な景色広がる 「ドローン・フォト・アワーズ」の受賞作発表
(CNN) 海へと向かうカメの姿に火山の噴火の様子、そして壮観な夕暮れ――国際写真コンテスト「ドローン・フォト・アワーズ」の受賞作が今年も発表された。
賞を主催するシエナ・アワーズは7日、総合優勝作品としてノルウェーの写真家タリエ・コーラス氏が撮影した、雪で覆われた大地の上空を飛ぶ数千匹のコザクラバシガンの写真を選出したと発表。
主催者によると、今回は世界102か国から数万点の応募があり、コーラス氏の受賞作の他、各部門ごとに受賞者が選ばれた。
「ドローン・フォト・アワーズ」の大賞写真。ノルウェーの写真家タリエ・コーラス氏が雪で覆われた大地の上空を飛ぶ数千匹のコザクラバシガンを捉えた/Terje Kolaas/Drone Awards 2021
「都市」部門ではロシアの写真家セルゲイ・ポレタエフ氏が撮影した、巨大な発電所を背にしたモスクワ近郊の修道院の写真が受賞。また「野生生物」部門では、オマーンのカシム・アル・ファルシ氏が撮影した、産卵した後に海へ帰ろうとするアオウミガメの写真が受賞した。
「スポーツ」部門ではオーストラリアのフィル・デ・グランビル氏が撮影した、恐ろしい大波に乗り出す瞬間のサーファーの写真が、「人間」部門ではベトナムのトラン・ファム・フイ氏が撮影した、マングローブ林の中の漁師の写真が受賞。
米写真家のマーティン・サンチェス氏が捉えたアイスランドの火山噴火の写真は「自然」部門を、ルーマニアのゲオルゲ・ポパ氏が捉えた、トランシルバニア地方の銅山および金山から化学廃棄物が流出した水路の写真が「抽象」部門を、イタリアのマッテオ・オリジナル氏が捉えたマリーナ・ディ・ピサの夕日が「ウェディング」部門をそれぞれ制した。
一連の写真はイタリアの都市シエナで、10月23日から12月5日まで開催される写真展で展示される。