ジップエア、機体デザインを変更 ロシアの侵攻のシンボルを想起
(CNN) ロシアによるウクライナ侵攻が4カ月目に入ろうとする中、日本航空傘下の格安航空会社(LCC)、ジップエアはこのほど、機体のデザインを変更すると明らかにした。現行のデザインについては、侵攻を支持していると捉えられかねないとの懸念が顧客から寄せられていた。
変更は尾翼に描かれた「Z」の文字を消し、幾何学的な縞(しま)模様にするというもので18日に実施する予定。
変更自体は侵攻前から計画されていたものだが、西田真吾社長は記者会見で、顧客からかねてロゴに関する懸念が伝えられていたことを明らかにした。
ロシアは想定される侵攻の勝利の象徴として「Z」の文字を使用している。地上部隊の戦車や兵士の制服に描かれているほか、ロシア政府への支持を公に示す目的でも使われる。
西田氏は、ジップエアの当該のデザインを何の説明も受けずに見れば、人によってはそのように捉えるかもしれないとの認識を示した。