機内持ち込み荷物の中にヘビ、空港保安検査で発見 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州の空港で、乗客の手荷物の中に1匹の大ヘビが入っているのを保安検査の係員が発見した。見つかったのは体長4フィート(約1.2メートル)のボアコンストリクターで、機内に持ち込まれる事態は免れた。米運輸保安庁(TSA)が6日、ツイッターへの投稿で明らかにした。
TSAによると、ヘビはフロリダ州のタンパ国際空港で12月15日に発見された。
「乗客の手荷物の中で丸くなっていたのは、4フィートのボアコンストリクターでした! まさかペットがX線検査にかけられてヘビが発見されるとは」。TSAは冗談交じりの投稿でインスタグラムにそう書き込んでいる。
「ヘビを機内に持ち込みたいと思う方。航空会社の規定を知らないためにスパゲティのような混乱状態にならないでください。例えば、航空会社はヘビロープを機内持ち込み手荷物に入れることを認めていません。ほんの少数に限り、預け入れ荷物にスルスル滑り込ませることはできます。正しく梱包(こんぽう)されていれば」
TSAによれば、この荷物の持ち主の女性は搭乗券を持っていたが、ヘビの持ち込みは航空会社が認めなかった。
ボアコンストリクターはメキシコ北部からアルゼンチンにかけて生息しているヘビで、毒はなく、獲物に体を巻き付けて絞め殺す。
米国の空港では昨年11月、ニューヨークのJFK空港で乗客の手荷物の中に1匹の猫が紛れ込んでいるのが見つかったほか、ウィスコンシン州の州都マディソンの空港では犬1匹がかばんに詰め込まれているのが発見された。