退役後の旅客機を改造、バリ島の貸別荘に 4月オープンへ
(CNN) インドネシアのバリ島にこの春、退役後の小型旅客機を改造した貸別荘がオープンする。
現役を引退した旅客機の行く末は、中古機として空に返り咲いたり、部品リサイクルのために解体されたりとさまざま。レストランや博物館、カフェ、あるいはパーティー会場に変身するケースもある。
そんななか、バリ島南端のニャンニャンビーチ付近に設置された小型旅客機ボーイング737は、高級貸別荘「プライベート・ジェット・ビラ」として4月にオープンする。
海面から約150メートルのがけの上にあり、料金は1泊7000ドル(約93万円)からとなる見通しだ。
機体はかつて、経営破たんしたインドネシアの格安航空会社、マンダラ航空が運航していた。2021年に開発業者のフェリックス・デミン氏が買い取った。
バリ島に約8年前から住むデミン氏は地元ホテルチェーンのオーナーでもあり、当初は個人で使うプライベートジェット機を探していたという。
インドネシア各地で同じような飛行機が20機前後見つかった。この中から、国内の投資家が買い取っていたボーイング737を選んで購入した。