自宅に爆弾30発とガソリンのブービートラップ、米コロラド銃乱射の容疑者
コロラド州オーロラ(CNN) 米コロラド州の映画館で起きた銃乱射事件で逮捕されたジェームズ・ホームズ容疑者の自宅アパートに、手製の爆弾30発以上と38リットルあまりのガソリンを使ったブービートラップが仕掛けられていたことが分かった。アパート内の映像を見た捜査員が23日にCNNに明らかにした。
ホームズ容疑者が住んでいたのは集合住宅の3階にある1ベッドルームのアパート。人が中に入るとブービートラップが作動して相手を殺傷する仕掛けになっていた。爆発すれば周囲の壁が吹き飛ばされて建物が全焼していた可能性もあり、爆発物処理班は慎重な対応を強いられた。
爆弾の配線は台所にあった制御装置につながっており、処理班はロボットを使って水をかけながら装置を解体した。配線は「スパゲティ状態」だったといい、イラクやアフガニスタンに仕掛けられている爆弾のようだったと捜査員は話している。
ガソリンはガラス容器とガソリンタンクに小分けされ、爆発の熱効果を高める仕掛けになっていたという。