世界の銃の半分を保有する米国 銃規制の現実に向き合う時

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州ごとに見ると、銃器規制法規が存在する州の方が銃による死亡者数が少ない傾向があり、銃規制の厳格さと銃による死亡者数の少なさの間に相関関係があることは明らかだ。

国自体の変化を見てみると、意外にも、米国は安全になっている。2000年からの10年間で、凶悪犯罪は20%減少しているほか、凶器使用の凶悪犯罪も22%、自動車盗は42%、殺人が13%、それぞれ減少している。

しかし、銃は別だ。銃が使われた殺人は、09年でも00年とほぼ同水準で、銃規制の緩和により、銃による傷害事件は10年間で20%増加している。

米国は世界で最も市民が武装している国の1つである。だが、米国人の3人に1人は、銃で撃たれたことがある知り合いがいるという状況だ。

人により意見が異なるのは当然だが、人により事実が異なるということは有り得ない。今回の惨事が心理学の問題だというのは、何もしないことへの言い訳だろう。銃撃犯のような狂人のねじ曲がった心理を変えることは出来ない。出来るのは、銃関連法規を変えることだ。

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