車輪破裂しエンジンに当たり出火か、米旅客機が空港に戻る
ニューヨーク(CNN) 米連邦航空局(FAA)などによると、大手ユナイテッド航空の96便が18日夜、東部ニュージャージー州にあるニューアーク国際空港を離陸直後、左翼エンジンに不具合が起き、同空港に戻った。
エンジンから炎が出たとの目撃証言がある。米連邦捜査局(FBI)の報道担当者は、離陸の際、米ボーイング社製757型機の車輪が破裂し破片がエンジン部分に衝突したと述べた。しかし、FAAはこの事実は確認出来ていないと述べた。
ドイツのベルリン行きの同便には乗客乗員173人が搭乗。FAAによると、同機はエンジンの不具合がわかった後、空港上空を旋回飛行して、現地時間の18日午後8時5分ごろ、ニューアーク空港に着陸した。
FAAによると、エンジンの不調については同機の乗員が離陸後に報告してきた。ただ、FAAの報道担当者はCNNに対し、同機が空港に戻る際、左翼エンジンは正常に作動していたと述べた。
同機が離陸後に高度を上げる際、軍用ヘリコプターに似たプロペラの音が聞こえ、エンジンから黒煙や炎が出ていたとの目撃証言もある。
96便は出発ゲートを午後5時53分ごろ離れて、滑走路へ向かっていた。目撃証言によると、エンジンでの出火は午後6時半前となっている。