米大統領選を終えて分かった5つのこと

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この流れが続けば、共和党の地盤とされるアリゾナやテキサスでも民主党が有利になるかもしれない。

共和党は今回の大統領選の結果を、移民問題への立場を変更するための警告と受け止めるべきだろう。

2.若年層が増加、白人層は減少

選挙前に注目を集めていたのは、若年層が投票所に足を運ぶかどうかだった。結果からいえば、前回よりも増加した。

出口調査によれば、投票した有権者に占める18~29歳の割合は19%となり、04年の17%、08年の18%を上回った。オバマ大統領は若年層からの得票率を前回の66%から今回は60%に落としたが、若年層全体の有権者数の増加が得票の落ち込みを補った格好だ。

オバマ大統領は白人層からの得票率も前回の43%から今回は39%に落としている。しかし、有権者全体でみると白人層は08年の74%から今回は72%へと減少している。

一方、アフリカ系の割合は13%で変わらず。共和党のアナリストからは、ロムニー氏が勝利するには白人有権者の割合が74%は必要だったとの見方が出ている。

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