オバマ米大統領が涙「この種の悲劇が多い」 銃乱射事件の記者会見で
ワシントン(CNN) 米コネティカット州ニュータウンのサンデーフック小学校で14日、ミリタリーベストを着た男が銃を乱射し子ども20人を含む26人が死亡した事件で、オバマ大統領は同日、ホワイトハウスで開かれた記者会見で、「心が引き裂かれるような悲しい事件が起きた」と語った。会見中、大統領が涙を拭う場面もみられた。
オバマ大統領は14日午後の会見で事件について触れ、「今日、心が引き裂かれるような悲しい事件が起こった」と述べた。自身も2人の娘の父親であるオバマ氏は、「ここ数年、この種の悲劇があまりに多いが、米国はそれに耐えてきた」と述べ、涙を拭った。
大統領は、今回事件の起きたニュータウンをはじめ、先日ショッピングモールで死者が出たオレゴン、今年8月に銃乱射が起きたシーク教寺院のあるウィスコンシン州などの地名を挙げ、「これらの近所は私たちの近所であり、これらの子どもたちは私たちの子どもたちだ」と述べた。オバマ大統領は厳格でない銃規制に対して以前から批判的な姿勢を示している。
オバマ大統領は、意味のある行動を行い、こういった悲劇をこれ以上生み出さないように党派を超えて取り組む必要があると訴えた。