オバマ大統領「悲劇終わらせる」、再発防止に誓い 小学校乱射事件
大統領は事件で亡くなった犠牲者の名前も読み上げた。6歳の娘を亡くした父親のロビー・パーカーさんは、「明るく、発想豊かで、とても愛らしい子だった」と娘の様子を語りながら、「娘が生きていたこの世界だから、より良い世界なのだと信じたい」とつぶやいた。
銃声を聞いて1年生の教室から児童を避難させたビクトリア・ソトさん(27)は、児童の命を救ったものの、自身は銃弾に倒れ亡くなった。母親のドンナ・ソトさんは、「あの子は本当に私心のない子だった。自分よりも子どもを助けようとする子だった。自分の命よりも子どもを愛していた」と娘の死を悼んだ。
事件では、校内に侵入した男が児童20人を含む26人を殺害した末、自殺した。警察は16日までに犯人をアダム・ランザ容疑者(20)、容疑者宅で遺体で見つかった女性を同居していた母親のナンシーさんと断定した。ナンシーさんにも複数の銃弾を受けた跡があった。
警察は目撃者の聴取や証拠の分析を進めているが、犯行の動機などは明らかになっていない。捜査には数週間かかる可能性があるという。