失言・失態・討論会――名場面とともに振り返る米大統領選
8月8日:オバマ大統領のリードが最大に
民主党と共和党の全国党大会を数週間後に控え、CNNの世論調査では49%対43%の支持率で、オバマ大統領のリードが過去最大となった。
8月11日:共和党副大統領候補にポール・ライアン氏を指名
ロムニー氏はキャンペーンへのてこ入れと保守層の取り込みのため、ランニングメート(副大統領候補)にウィスコンシン州選出の下院議員、ポール・ライアン氏(42)を選んだ。経済政策通のライアン氏は、1960~1974年に生まれた「X世代」として初めて大統領選への参加を決めた。
8月30日:クリント・イーストウッド氏のひとり語り
俳優であり監督としても知られるクリント・イーストウッド氏が共和党全国大会で、誰も座っていない椅子に向かってひとり語りを行った。これは、すぐさまテレビでネットで取り上げられ、同じに日に共和党からの指名を受諾したロムニー氏の演説よりも注目を集める結果となった。
9月5日:ビル・クリントン元大統領の演説
ビル・クリントン元大統領は民主党全国大会でエネルギッシュな演説を披露し、民主党支持者に感動を与えた。もっと抑えの利いたオバマ大統領の演説をかすませるものとなった。