民間機パイロットが飲酒容疑 離陸直前に拘束 米国
ワシントン(CNN) アメリカン・イーグル航空のパイロットが、飲酒した上で飛行機を操縦しようとした疑いで逮捕された。空港警察が4日に明らかにした。
逮捕されたのは、コールビーヨーン・ヤーレ・クリスチャンセン容疑者(48)。クリスチャンセン容疑者は4日朝、ミネソタ州ミネアポリスのセントポール国際空港からニューヨークのラガーディア空港に向かうアメリカン・イーグル航空4590便に操縦士として搭乗する直前に逮捕された。
セントポール国際空港警察によると、警官と運輸保安局の局員がエレベーターを待っていたクリスチャンセン容疑者のそばを通った際、同容疑者からアルコールの匂いがしたため、逮捕したという。その後に行われた呼気アルコール濃度検査で、同容疑者の呼気からアルコールが検出された。
セントポール国際空港の広報担当によると、クリスチャンセン容疑者はさらに血液検査のため病院に連行されたという。空港警察は、同容疑者は釈放されたが、間もなく起訴されるとしている。
クリスチャンセン容疑者が操縦する予定だった飛行機には53人の乗客が搭乗予定だったが、同容疑者が逮捕された時に乗客はまだ搭乗していなかった。
アメリカン・イーグル航空の兄弟会社であるアメリカン航空の広報担当は「アメリカ ン・イーグル航空は、乗員乗客の安全を第一に考え、薬物乱用に関する確立した規定を設けている」とし、「当局の捜査に協力するとともに、徹底した内部調査を行う」としている。