クリントン米国務長官が復帰、職員から装備固めのプレゼント
(CNN) 血栓治療などのため入院していたクリントン米国務長官が7日、約1カ月ぶりに公務に復帰し、任期全うの装備固めにふさわしいプレゼントを受け取った。
国務省のヌーランド報道官によると、クリントン長官は幹部約75人が出席する定例会議で、仕事に「タックル」できるようにと、国務省の紋章が入ったアメリカンフットボール用のヘルメットとユニホームを贈られた。
ヘルメットは「詰め物がたくさん入った」頑丈なつくり。ユニホームはクリントン氏の名と、同氏が国務長官として訪問した国の数を表す「112」の数字があしらってあり、クリントン氏は非常に喜んでいたという。しかし「すぐに元のヒラリー・クリントンに戻り、仕事に取り掛かった」とヌーランド報道官。国務省は、プレゼントの箱を開けるクリントン長官の写真も公開した。
クリントン長官は、ウイルス性の胃腸炎で倒れて脳震とうを起こし、頭部に血栓が見つかって入院していた。国務長官の職は、後任人事が米上院で承認されれば退任する。オバマ大統領は後任にケリー上院議員を指名する人事を昨年暮れに発表している。